私のウェブサイト(DanielPipes.org)上で、どの論考文、ブログ投稿、語り、インタビューが、最近閉じた年で最高を起こしたか?昇順で、2015年で最も広く読まれ、聴かれ、視聴されたページが、ここにある。
10.「中東の挑発と予測」(9月9日)
イラン核増強、ISIS、エルドアンのトルコ、サウジの君主制、エジプトのアブデル・ファッター・エル=シッシ大統領、イスラーム主義、イスラエルといった中東問題の調査批評である。
9.「何が実際にイスラームとムスリムを巡るアメリカ人の恐怖を引き起こすのか?」(2月13日)
『恐怖Inc.2.0:アメリカにおけるイスラーム恐怖症ネットワークの憎悪捏造の努力』という左派のアメリカ進歩センター(CAP)からの81ページの報告書の批評。ムスリムについて「意図的に嘘を広め」ることを決心した「充分な資金があり、よく組織された」「アメリカの宗教的多元主義、市民権、社会包括という核となる諸価値を侵食」する運動の一部として私をリストする。それに対して、私は応答する。信任に感謝するが、アメリカ人がイスラームとムスリムに恐怖するのは、我々分析家のためではなく、イスラーム主義者の暴力と文化攻撃に関する日々のニュースのためである。
8.「オバマと会った14人の『アメリカ人ムスリム指導者』について」(2月10日)
2月4日のオバマ大統領の国内のムスリム団体を伴う参加者との密室会合は、会合の本当の目的が「イスラミスト顧客の間で立場を保護する」ことだったと示唆しつつ、殆ど全員が「イスラミストである一方で、たった一人も反イスラミストの目的に達しなかった」。
7.「イランの核計画をどのようにイスラエルが破壊するだろうか」(7月16日)
イスラエル軍は、三つの異なった方法でイランの核増強を止めるか遅らせることができる。通常の空爆、特別な軍事行動作戦、あるいは核攻撃である。私が予測するのは、エルサレムが最初に特別な軍事行動作戦をやってみて、その後に空爆で、それから(もし他の全てが失敗するなら)核攻撃である。
6.「マイケル・オーレンのインタビュー」(6月24日)
(埋め込まれたビデオと共にある)トランスクリプトは、フィラデルフィア自由図書館で行なった、2009年から2013年までの駐米イスラエル大使への私の徹底的なインタビューである。オーレンは、オバマ政権下で危険なほどアメリカとイスラエルの関係の二つの「柱」が弱体化してしまったと論じる。「驚きがない」(「中東とイスラエルの安全に関連した諸問題に主な新政策の立場」の前に事前協議)と「昼間がない」(「公で提示するのではなく、閉めたドアの背後で」相違を保つこと)である。
5.「欧州は立ち入り禁止地帯を持つのか?」(1月20日)
欧州には、政府が「いかなる主権も行使しない場所...警察が中に入らない」「圧倒的にムスリムの『立ち入り禁止』地帯が存在する」というスティーブン・エマーソンによる発言は、不正確である。事実、全ての西欧国家は、その主権領域で、どこでもいつでも介入できる。問題は、しばしば「ムスリム多数派地域に彼らの意志を強制しないことを選択する」ことだ。
4.「スウェーデンの大衆主義のうねり」(8月26日)
ムスリム移住と付随問題の結果、最も顕著には、反エスタブリッシュメントのスウェーデン民主党(SverigedemokraternaあるいはSD)の上昇と共に、スウェーデンの政治思潮が移行してきた。今や国が直面する現行の諸問題に対処するために必要だった現実的で自由自在な応答の議論は、主流に行ってしまった。
3.「オバマ・ドクトリンの暗号を解読して」(4月6日)
オバマ政権の外交政策は、一つの包括的な原則「敵対者と温かい関係、友人とは冷たい関係」に導かれている。1) 合衆国政府は過去の過ちに道義的に補償しなければならない2) 敵対国家に友好的であることは、報いるために彼らを鼓舞するだろう3) 軍の行使は、解決するよりもっと多くの問題を作り出す、という信念に基づいて、これが前提とされている。
2.「水不足の中東」(5月8日)
中東は、人口増加、近視眼的な独裁者、歪曲された経済誘発、インフラ破壊の戦闘のような疾患のために、涸れていっている。イスラエルは、節約、再利用、革新的な農業技術、ハイテク淡水化の組み合わせのおかげで、この悲哀物語の唯一の例外を提供する。
1.「なぜパリの虐殺は限定的なインパクトなのだろうか」(11月17日)
四日間で127人のパリジャンの殺害は、より早期に限定的なインパクトを政策に持つだろう。イスラミストのテロ攻撃の間、一般市民がよりタフな方法を欲するよう促す。四つのPエスタブリッシュメントである政治家、警察、報道、教授には「仮借なき暴力が、反対の効果を持つ」。彼らは、「それを認識することが、もっと問題を引き起こしさえする原因となるだろうという懸念から、イスラームには暴力における役割が全くないという振りをするよう、強制されたと感じている」。
(上記の統計は、ダニエル・パイプス公式ウェブサイトのみに関わり、例えば、『電子版ナショナル・レビュー』あるいは『ワシントン・タイムズ』紙の掲載ではない。)この情報を文脈に置くと、2015年で最もアクセスされたページは、私の最高アクセス・ページ上で約175位で、何年間も掲載されてきたものに、遙かに数段水をあけて入って来ている。ウェブサイト全体は、2014年に360万から上がって、2015年には400万ページ訪問を記録した。2000年以来、7200万のページ訪問だった。
[コメント]何が好評を博し、何が衰えるか、私には決してわからない。時毎に驚きだ。ツィートでも同じである。