アブダビ・テレビの『国際的な対話』(حوارالامم)番組で放映される、イスラームに対するアメリカの態度についての(アラビア語の)パネルに、今日私は参加した。その裏話を。
スタジオに到着するまで、そのパネルは他に誰がいるか、私は知らなかった。CAIRのニューヨーク事務局の理事長ゼアド・ラマダンだとわかった。アメリカのテレビで、アメリカ・イスラーム関係協議会の従業員あるいは、いかなる他のイスラーム主義者とも、私は出演を厳しく拒否するものだが、中東テレビ用の緩やかな基準を適用して、彼との討論を受諾した。
椅子の下に置く木箱を調整するラマダン(カメラの後ろ)とテクニシャン。 |
愉快だったことに、スタジオに入って特に誰にもしなかったが、私を見た途端、ラマダンは「あ、悪魔だ」と声に出してつぶやいた。さらにもっと愉快なことには、私よりも遙かに背が低いので、彼は座るものを要求し、木箱を持って来させた。その上に彼が座り、それによって何とか私と同じぐらい背が高く見えるようにしたのだ。
座ると確かに私の高さになったラマダンの木箱。 |
次の時間の行程の間、ラマダンは一連の大法螺を吹いた。以下のようである。
- 司法省は、ムスリムがアメリカ人の1パーセントを構成すると述べている。(宗教所属に関する情報を集めている政府機関はない。)
- 合衆国のたった6パーセントのテロ事例が、ムスリム関与である。(合衆国司法省の統計は、9.11以来のテロ関連の全有罪判決の中で、228事例中186件あるいは82パーセントが、イスラミストの協議項目と共にあるムスリムが被告だと示す。)
- ミット・ロムニーの教会は一夫多妻制に賛同している。(末日聖徒イエス・キリスト教会は、1890年に一夫多妻制を放棄した。)
もし討論相手が誰か私が知らなかったとすれば、ラマダンは明らかに知っていた。というのは、彼は正面のテーブルに、私に関する否定的な引用で満載の一枚の紙をどさっと置いた。その時間中、批判を点稼ぎしたい時にはいつでも、彼はこれらの引用に言及した。私に関して、特に繰り返し、(まさしく)ラテン・アメリカ研究のマルキスト教授ジョン・ウォマックを彼は引用したのである。話題がイスラームに対する合衆国の態度のはずだった時、私に関する一束の引用を設定して出演しているとラマダンをからかうことで、私は応答した。
合衆国における「イスラーム恐怖症」について彼が愚痴をこぼした時、私はまた、ラマダンを犠牲にして楽しんだ。彼に尋ねた。「なぜムスリムは移住し続けているのですか?」そして、私は述べた。「アメリカ人は、ムスリムではなく、あなた自身のようなイスラーム主義者を憎んでいるんです」。
(2011年5月26日記)
2011年6月29日追記:アブダビ・テレビで今日、「イスラーム恐怖症」に関する番組を放映した。
2013年9月11日追記:ゼアド・ラマダンは、第七地区でニューヨーク市議会に立候補し、幾らかハイレベルの賛同にも関わらず(例えば、前市長のディヴィド・ディンキンス)、彼はたった僅か589票、全体の4パーセントを得た。
座ると確かに私の高さになったラマダンの木箱。 |
2013年9月21日追記:ラマダンは、589票のために、一票につき多額の74ドル11セントとなる、4万3648ドル96セントを費やした。もしバラック・オバマが比例して費やしたならば、彼の6591万5796票は50億ドル近くかかったことであろう。あるいは、彼が実際に費やした7億3800万ドルの七倍である。