マレーシア内務省は、過激なイスラームにとっての西洋の主導的な護教家二人による書籍を発禁にしたばかりだ。6月8日付の発禁引用は、ブルナマ・ニュース局で利用できたばかりである。「印刷報道と出版の1984年法」の下で、その書籍は国の平和と調和にとって混乱を起こさせるとしている。彼らの2冊の本の再版や頒布は、別の16冊と同様に、今やマレーシアで追放されているのだ。
エスポジトの発禁書は『イスラームについて皆が知る必要があること』(オックスフォード大学出版)である一方、アームストロングは『神の闘い:ユダヤ教とキリスト教とイスラームにおける原理主義』(ハーパー・コリンズ社)である。(2006年6月15日記)
2008年1月29日追記: 内務省は別の11冊―英語8冊とマレーシア語3冊―を発禁にした。スティーブン・シュワルツの『イスラームの二つの顔:サウジの原理主義とテロの役割』(アンカー・ブックス社)を含めてである。その内容は、ニュース報道によれば「宗教の教えから逸脱していると見出されてきた」である。
[コメント]ワッハーブ主義に批判的な本を発禁にすることは、マレーシア政府が何を扱いにくい主題だと思っているかについて、いい考えを伝える。