もちろんイスラエルだ。それ以外にはない。過去十年間には全然ない。合衆国政府自身の2002年から2011年までの統計から最近の数値の合計を決定し、2011年の米ドルを一貫して使うと、全経済軍事援助の数字はこのように見えることがわかる。
アフガニスタン: $60,017,650,000
イラク: $64,373,630,000
イスラエル: $30,645,470,000
さらに、これらの数値は、現地市場で相当量を購入し、多くの現地人を雇用し、語り得ない巨額の接ぎ木へと導いた、その国々での米国の戦争努力に費やした数千億ドルのいずれも含まず、あるいは武装勢力へ過度に宣言され寄付された軍事装備も含まず、アフガニスタンとイラクの経済軍事用の実質的な米国支援を控えめに述べている。
[コメント]
(1) 自分の二本の足で立てる成熟したイスラエル経済に対する経済軍事援助に、私は長らく反対してきた。2011年の国内総生産は2430億ドルだったが、それは米国援助が無価値な1パーセントまで来たことを意味する―政治的立腹と金融上の歪曲の見地からは問題に値しない。
(2) その反対に対極を取ると、アフガニスタンの2011年の国内総生産は190億ドルだったが、アメリカの援助だけでその年の国全体の収入の三分の二を形成したことを意味する。政治的金融的大混乱の確かな秘訣だ。私はこのような施し物に、尚一層熱心に反対する―開発援助と呼ばれていたものだ―2002年のずっと前に、意図されたようには機能しないことが知られていた。今まで以上に、投げ捨てられたお金をどのように計上しているかを、この最新の経験は生き生きと示している。
合衆国の選択諸国への経済軍事援助の合計
アフガニスタン
Year |
2002 |
2003 |
2004 |
2005 |
2006 |
2007 |
2008 |
2009 |
2010 |
2011 |
Total Years |
Total assistance |
674.43 |
1,189.60 |
2,299.74 |
2,561.29 |
4,113.05 |
6,208.91 |
9,461.87 |
9,120.66 |
11,463.66 |
12,924.44 |
60,017.65 |
イラク
Year |
2002 |
2003 |
2004 |
2005 |
2006 |
2007 |
2008 |
2009 |
2010 |
2011 |
Total Years |
Total assistance |
1.28 |
4,600.94 |
10,184.60 |
11,043.32 |
11,616.20 |
8,563.56 |
8,091.48 |
5,940.92 |
2,183.73 |
2,147.60 |
64,373.63 |
イスラエル
Year |
2002 |
2003 |
2004 |
2005 |
2006 |
2007 |
2008 |
2009 |
2010 |
2011 |
Total Years |
Total assistance |
3,424.69 |
4,514.47 |
3,196.50 |
3,085.74 |
2,797.45 |
2,680.93 |
2,532.07 |
2,493.91 |
2,893.32 |
3,026.39 |
30,645.47 |
総計は2011年米ドルで百万単位。
出典:『合衆国の海外ローンと補助金』http://gbk.eads.usaidallnet.gov/query/do (『緑の本』として知られる)
(2013年7月24日記)