ジーン・W・ヘックには印象的な半生記がある。「サウジアラビアと地中海の東海岸地域で働くシニア事業開発エコノミスト。民間部門に参入する前、彼はサウジアラビアとヨルダンの大使館に配属された合衆国外交団員だった。彼はまた、メリーランド大学で政治史の兼任教授としても奉職している」。
 ジーン・W・ヘックの『世界が衝突する時：文明の衝突のイデオロギー的および政治的な基盤を探究して』 |
- 旧約聖書が攻撃的でないのと同様に、コーランに関して好戦的なものは何もない。
- ユダヤ教やキリスト教と、イスラームの神学的相違は「驚くほど限定され」ている。
- シャリーア法はハーグやジュネーブの条約と完全に一致する。
- ジハードは「よきムスリムたるべく敬虔な終わりなき苦闘」を頻繁に意味する。
- ワッハーブ派運動は攻撃的な意図を犯していない。
- 今日のトラブルは、イスラミスト組織を支援して己の権益を促進するための、西洋諜報局の努力に遡る－とりわけ、 エジプトのムスリム同胞団には英国の支援、アフガニスタンのイスラミスト集団にはアメリカの支援だ。
- アル・カーイダは基本的にムスリム同胞団の分派である。
- 「アングロ・アメリカン・デモクラシー」は、まさにムスリム世界が必要としていないものである。神権政治が切符である。
- もし西洋人がムスリムを助けたいならば、送金すべきだ。
［断り書き］
「今日のイスラームが実践される一定の中東諸国で、現在の知覚された宗教抑圧、推定された政治差別、申し立てられた市民権の侵害」を、（ロバート・スペンサー、バット・イェオール、ディヴィド・リットマン、イブン・ワラクと並んで）非難する一人として、ヘックは私に言及する。そうですね、えぇ私は、それらの知覚された、推定された、申し立てられた諸問題を非難したことに覚えがあると推測します。
［コメント］
(1) もしイスラームが話題ならば、まるで最近出版されたものは誰でもだいたい何でも入手できるかのように見える。
(2) ヘックは、ワッハーブ派のヘムファー説明に言及していないが、彼の説明はなじみのある陰謀論を拾い上げている。
