昨日トルコ発情報で知ったのだが、イスラエル政府は、イスラエル航空宇宙産業(IAI)の子会社であるELTAによって、電子攻撃から軍用機を保護する空中早期警戒管制システム(AWACS)装備を引き渡してしまった。AWACS機は、『今日の時代』(Today's Zaman)紙の記事の言葉では、「トルコそのものの領空を巡って(トルコ空軍の)優勢がひどく増している」のみならず、シリア内戦と「イスラエルとの緊張およびガス教練問題を巡るギリシャ・キプロスの緊張」でもまた有益であろうということだ。
何とトルコ空軍機は空中早期警戒管制システムのように見えることだろう |
『イスラエル防衛』は続ける。「シリアとイランに対抗し、イスラエルとトルコの同盟関係を取り戻すために、謝罪公式を見つけることによってトルコに対するマルマラ危機の終焉を要求する、イスラエル防衛体制派内部の声がある。
[コメント]
(1) トルコの新聞そのものが記しているように、空中早期警戒管制システム(AWACS)は、潜在的に地中海でイスラエルに対して使われるだろう。
(2)この動きは、トルコの公正発展党支配の政府が敵対的だと認識することを躊躇するイスラエルのもっと大きなパターン、そしてもっと広域には西洋に合致している。宥和も誘惑も機能しないだろう。あるがままの敵対者だとエルドアン派閥を見なす時が来ている。
(2013年2月18日記)