*トルコの11月1日の総選挙の結果をどのように評価されますか?6月の選挙後、公正発展党からのこのような返り咲きを、ワシントンは期待していましたか?
世論結果の一貫性を考えると、合衆国の政府官僚は6月選挙と似た結果を期待しました。
*この返り咲きを期待されていましたか?
選挙違反の可能性について、確かに私は書きましたが、それが発生するとは期待していませんでした。なぜならば、(1)あまりにも見え透いている (2)エルドアン大統領が目標に達する他の方法があったからです。特に、首相としてしたのと同じ方法で、彼は議会を脇に寄せることができました。
*公正発展党の返り咲きの原因は何でしょう?
蔓延した不正が説明すると思います。さもなければ、有権者の不可解な増加や民族主義者行動党や人民民主党の支持者の、公正発展党への移行が説明不能です。
*この結果をどのようにワシントンは評価しているでしょうか?
オバマ政権は、その結果を有効だと受諾していますし、前進し、ここ数ヶ月の軋轢を緩和するために、その結果を用いるよう、エルドアンを奨励しています。
*トルコと合衆国の戦略パートナーシップは終焉に向かったと書いたアメリカの専門家もいます。これはそうだとお考えですか?
そう思います。60年間の同盟は終わりました。合衆国政府は、猜疑と自己防衛を伴い、過去とは非常に違う風にトルコ共和国に接近するよう、私は促します。
*単一の公正発展党の政府下で、将来のアメリカとトルコの関係について、ワシントンは何を期待していますか?
ワシントンD.C.で一致しているのは、トルコにおける政治状況の決意が、新たなスタートにとっての基盤を提供し得るということです。
*そして、その関係の将来を、個人的にどのように見越していらっしゃいますか?
必要な時、例えば、シリア、武器、金融問題に関して、トルコ政府はワシントンに向かうでしょうが、さもなければ、アメリカの権益と屡々ぶつかる自立した政策を追求するだろうと、私は予測します。
シリア
*公正発展党の単独政党政府は、中東、特にシリアにおける合衆国政策にどのような効果を持つでしょうか?
あまり持っていません。公正発展党の展望は、13年間、トルコの外交政策を支配してきましたし、選挙結果に関わらず、そうすることを継続するでしょう。
*合衆国がシリアでクルド民主統一党と共に作戦を継続中であるという事実を見ると、どのような共通項がトルコと合衆国を満たすでしょう?もし何らかの共通項があるならば、どのように満たすのでしょうか?そして、合衆国はこのためにどんな努力をするでしょうか?
その二者が共通項を見出すだろうことを、私は疑います。しかし、もし見出すならば、それは妥協の形を取るでしょう。そこでは、ワシントンがシリアにおけるトルコの目標を支援し、アンカラがそこでのアメリカの目標を助けるのです。
ロシア
*シリアにおけるロシアの介入をワシントンは予見しましたか?
私が知っているものからすれば、完全な驚きでした。
*合衆国とエルドアンの公正発展党の政府の両方は、シリアにおけるロシアのイニシアティブに反対しています。ワシントンは、モスクワのイニシアティブの後で、どちらの動きを計画していますか?
これまでのところ、シリアでのロシアの介入に対する合衆国の応答は、試験的で混乱していました。ワシントンはモスクワに大胆に立ち向かうか、協働するべきですか?ロシア人は、ISISに対するさらなる攻撃を指揮する影響があるでしょうか?それとも、望みなしでしょうか?テヘランを分裂させられますか?それとも、あまりにもきつく結ばれますか?これらの問題の何も解決されていません。
*ロシアのイニシアティブに対抗して、どのように合衆国はトルコと協力することができたでしょうか?
ここでは多くの機会を見ておりません。
クルド系を開いて
*これらの選挙結果の後、どのようにワシントンはトルコで開かれているクルド系の将来を見越していますか?
オバマ政権は、政府との関係が低下するにつれて、トルコのクルド系と協働することに、もっと開かれています。
*この和平プロセスにおいて、人民民主党の票における減少は、障害だとお考えですか?
これが重要な要因だと私は見ていません。
*そして、和平プロセスに、公正発展党の単独政党政府はどのような効果を持つでしょうか?
エルドアンは今、主要な決断に直面しています。クルディスタン労働者党との戦争を継続すべきかどうか、あるいは、外交に回帰すべきかどうかです。彼は、より多くの個人権力とより多くのシャリーア法という双子の目標に到達する助けのために、最善だと理解する方向に動くでしょう。
米国とトルコの陸軍関係
*合衆国基盤のイスラーム学者であるフェトフッラー・ギュレンに同情的な国家役人の「並列構造」は、トルコを「誤導し、騙した」と、エルドアン大統領は言いました。エルゲネコンと「鉄槌」(Balyoz)クーデター企図の事例を通して、個人的にはトップの司令官や将校の逮捕には反対だったと主張しつつ、これらの軍将校が不正書類で逮捕されたとも、エルドアンは言いました。そして、今では、裁判にかけられた軍将校が、これらの判例の間、合衆国をも責めていると知られています。なぜそうなのですか?
トルコ軍の指導者層は、そのために立ち上がるために、アメリカ同盟があまりにも殆ど何もしなかったが、その代わりに、それらの誤った馬鹿げた陰謀論の真実を素直に受け入れたという事実に、正当にも憤慨しています。
*これらの事実全てを見て、合衆国もまた、ISISに対してシリアで地上軍として、クルド人民防衛隊の武闘派を利用する決意をしている事実を見ると、トルコがクルディスタン労働者党に対して作戦をしている一方で、現行のワシントン・トルコの陸軍関係はどうなのですか?
トルコ軍は再び声を見つけているところです。部分的には、インチキのエルゲネコンと鉄槌事例の崩壊のためです。部分的には、特にシリア危機のために、それが再び必要とされるからです。しかし、まだ非常に注意深く、ワシントンに関して活発ではありません。
*その関係の将来をどのように予見されますか?
もし、公正発展党時代以前の温かさと信頼に戻るならば、私は驚くでしょうね。彼らは、韓国でずっと前に始まった熱狂的な精神なしに、ビジネスライクで正しいでしょう。