トルコ共和国の首相として他の誰よりも長く務めてきたレジェップ・タイイップ・エルドアンは、2003年3月14日付でその職務を丸10年完了したことになる。
1954年2月生まれの彼は、今では59歳である。そして、彼の前には潜在的に長い政治経歴があるが、報じられるところでは、何らかの深刻な病気に悩まされており、短くなるかもしれない。
活動中のレジェップ・タイイップ・エルドアン |
エルドアンの主な課題は三重である。選挙民がますます彼の傲慢なやり方に慎重になっていること、これまでになくもっと反抗的なクルド住民、そして問題の多い地域提携だ。最後の点は、昨日公表された分析でイアン・O・レッサーが記したように、「アンカラは、古くて新しい戦略的環境とトルコの安全保障パートナーシップの本質を形成するであろう、いささか厄介な冷戦に直面している」。
西洋人達は、エルドアンが示すものは正確にどんな脅威かという理解が、著しく遅かった。彼の第二の10年が最初の10年よりももっと理解を迅速にするであろうことを望むばかりである。(2013年3月14日記)